結婚式も1ヶ月前に控えた6月上旬。気候も少しずつ暖かくなり、のどが渇くことが多くなってきました。また「結婚したらなかなか飲みに行けないぞ」という先輩からのアドバイスもあり、ほとんど毎日のように飲みに行っていました。仕事が終わるのが午後10時過ぎ。そこから終電まで飲みに行くのです。
暖かくなってきたし、夜、遅くまで飲んでいたから、のどが渇くのだろうというぐらいの気持ちでした。
しかし、飲む量が桁違いです。1時間に5〜6本の缶ジュースを飲んでしまうのです。しかも甘い炭酸飲料です。もともとコーヒーはブラックで飲むのですが、このときばかりは甘いカフェオレじゃないと飲む気がしなかったのです。
会社の自分の席から自動販売機まで行き、そしてジュースを買ってくる。この行動は周囲から見てもまったくおかしなことがありません。
しかし、買ったジュースは2本なのです。つまり自動販売機でジュースを買い、1本目はその場で一気に飲み干し、そしてもう1本買って、それを自分の席まで持っていく。
また、トイレに行くときも、すたすた行って、用を済まして帰ってくる。この行動も周囲から見てもまったくおかしなことがありません。
しかし、トイレに行く前に自動販売機でジュースを買い、その場で一気に飲み干し、トイレに行って帰ってくる。
さすがにこの状況はちょっと異常だと思ったのですが、まだまだ糖尿病かもしれないという考えはありません。
結婚式が終わり、普通の状態に戻れば、またもとの生活に戻れるということを疑いませんでした。
ですので、このときはこの異常な行動をまわりに知られないように演技をすることに気をつけていました。だって、わたしは八方美人ですもの・・・。
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