人が行動するときには必ず考えが根底にあります。すなわち行動はその人の考えを反映したものなのです。
例えば、「おはよう」という言葉も、何か嬉しいことがあった時は周囲をも元気にさせるような「おはよう」になり、またとても辛い事があった時には周囲を心配させるような「おはよう」なっていまします。
大好きな人とのデートの日は、嬉しくて元気よく「おはよう」と会社の人に言いたくなるのですが、元気だとひょっとしたら残業を頼まれ、デートができなくなるかもしれないという不安がでてきます。
そんな時はいかにも辛そうな声で「おはよう」と言って、周囲の人に「疲れてそうだな、今日は早く帰ってゆっくりさせてあげよう」と思ってもらえるような行動をするかもしれません。(展開に少し無理がありますかね・・・)
このように、行動はそのときの考えでいくらでも変えることができるのです。しかし根底にある考えは変わりません。つまり、考えが正しい方向に向いていれば、その行動もそれに伴って正しい方向に動いていくのです。
血糖値が高い状態から健康な生活を取り戻すには、正しい行動が必要です。その行動を起こすためには、その根底となる考えが正しい方向に向かなければなりません。
行動だけを強制・強要する糖尿病対策は、短期間では効果的でも長期間では決して得策ではありません。
そのため、これから決して楽とは言えない、
自分との戦いという行動を起こしてもらうために、きちんとした考えを持つ必要があるのです。
ここでは、わたしが実際に歩んだ「糖尿病予備軍 → 糖尿病発症 → 驚異的な回復 → 糖尿病悪化 → インシュリン注射」という過程を知ってもらおうと思います。
この過程を知ってもらうことで、わたしが何を間違っていたのか、そして何をしなければならなかったのかを感じてもらえればいい、糖尿病対策にご活用ください。
糖尿病はやり直しがきかない・完治しない病気です。やり直しがきかない以上、万全の体制で挑んだ方がいいのです。