糖尿病を知れば糖尿病なんて怖くない。怖いのは糖尿病に対する無関心。糖尿病に関心を持つことが糖尿病対策の第一歩。

30歳で糖尿病に32歳でインシュリン自己注射のサラリーマンの教訓 - 糖尿病奮闘記 -

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懸命の努力によって、通院するたびに飲んでいる薬の量が減っていき、そしてついに薬なしの生活に戻ることが出来たのです。


つい半年前までは「1型糖尿病」だと疑われたわたしが、自分の力で十分ではないにしても、通常の生活ができるまでのインシュリンが出せるまで回復したのです。


ちなみに糖尿病の薬にはいくつか種類があって、すい臓にインシュリンを分泌するように働きかける薬や、食べた物の吸収を遅らせて、少ししか出てこないインシュリンでも大丈夫なようにする薬などがあります。わたしもいろいろな種類の薬を飲んでいました。


また、この間の半年間は全速力で走り続けていました。糖尿病というこれからの人生において長く、そして深く付き合わなければならない人生のマラソンを全速力で駆け抜けたのです。


当然、マラソンを全速力で走ったので、スタートしてからの半年後の状態は圧勝です。


またまた繰り返しますが、なぜ、ここまで急激な回復をしたのか?


「ストレス」から開放されたからです。


また、日に日に良くなる血糖値や飲む薬の量が減っていき、確実に健康を取り戻している状況では、懸命の努力が報われている嬉しさから、さらに努力を積み重ね、努力をしていることが爽快になり、逆にストレスを追い払ってくれたのです。


とてもいい循環でした。


糖尿病には自覚症状がないので、つい油断しがちなのですが、この頃の私は薬の量が減るという目に見える回復を実際に感じていたで、それもわたしの頑張りの後押しになりました。


しかし、一度達成した目標は既に目標ではなく、あたり前になってしまうのです。


このとき、「この生活を持続する」という目標をキチンと持っていれば、こんなインシュリンを打つまでの状態にまでならなかったのですが、当時のわたしは目標を達成した充実感だけに浸っている状況で、「終わった」という安堵感で次に進むべき道を探しませんでした。


マラソンを完走した直後にすぐにもう一回マラソンを走ることなんて不可能です。もう一度走るには、十分な休息が必要で、休息をとった後で、その次の行動を決めようと思っていたのです。


完走なんかしていないことに気づかないまま・・・



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