糖尿病を知れば糖尿病なんて怖くない。怖いのは糖尿病に対する無関心。糖尿病に関心を持つことが糖尿病対策の第一歩。

糖尿病奮闘記

第31話 ついに出た。動脈硬化

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 糖尿病奮闘記 

~ 30歳で糖尿病になり、インシュリン注射をしている男の奮闘記 ~

                         2006/9/25 vol.0031
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こんにちは。

30歳で糖尿病と診断され、32歳でインシュリン自己注射を

するようになった『はしもと』です。


大学時代の友人と飲みに行って気分よく帰宅。

飲んで帰ってきたのに、奥さんもなぜかご機嫌。

酔いがさめ、気味が悪いと思っているところへひと事。

「今日ね、渡る世間は鬼ばかりをみてん」と奥さん。

「へぇ!?」とわたし。

「なんかね。お父さんが糖尿病・・・・」と奥さん

なんか登場人物が糖尿病になったようだ。

この手の話は耳が痛い。

相手が奥さんじゃなければ話題を変える。

ここはじっと我慢。

わたしが聞く耳を持っている事を確認した奥さんは、


-俺は食べたいときに食べて、飲みたいときに飲む!

 糖尿病なんて関係ない!!-


「こんなん、言うてたわ~、あんたと同じやな。」と奥さん 

「そんなことないでぇ・・・」と小さい声のわたし。

「あんたもこのドラマをみたらぁ~?」と奥さんの追い討ち

「自分ではいろいろ我慢しているのにな~」と心のわたし。

その日の3日後、病院で定期健診。

状態は悪くなっていた。

やはり他人の目のほうが正しいときもある。

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■ついに出た。動脈硬化

 わたしは、インシュリンを打つようになってから、毎月検査に行くのですが、

 3ヶ月に1度は詳細な血液データの検査があります。

 通常は試験管1本だけ採血するのですが、詳細なときは3本採血します。

 前回の検査はその詳細な検査だったのですが、

 主治医がわたしを見るなり、「少し、太った?」と尋ねたのです。

 確かに前回より体重が1キロほど増加したので、ドキッとした反面、

 主治医もちゃんとわたしのことを見てくれてるんや~と
 
 ある意味、感動したのも事実です。しかし感動したのも束の間、

 わたしの血液データの履歴を見ながら、

 「まだ時間がある?」

 と尋ねてきたので、時間があると答えると、

 「もうひとつ検査をしましょう」

 と動脈硬化を測定する検査を緊急で入れたのです。

 結果、軽い動脈硬化が見られると診断され、

 そこからインシュリン強化療法・・・、

 つまり1日4回のインシュリン注射の提案してきたのです。

 わたしの生活リズムとインシュリンの効くタイミングが、

 ずれてきているみたいです。

 しかし、4回注射を打つとなると痛みも面倒くささを2倍以上になるので、

 医師に、「もう少し頑張らせてください!!」とお願いし

 生活リズムにインシュリンを合わすのではなく、

 今、打っているインシュリンに生活リズムを合わせていく決意をしたのです。


 自分では生活を変えていないと思っているのですが、

 悪化しているときは周りの目から見たらおかしい生活をしているようです。

 反省・・・。


 ━━ 今回の格言 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

  わたしの場合、これの繰り返し・・・

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更新日 : 2006年9月27日 | コメント (0)

第32話 中途半端は後悔のもと

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 糖尿病奮闘記 

~ 30歳で糖尿病になり、インシュリン注射をしている男の奮闘記 ~

                         2006/10/2 vol.0032
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こんにちは。

30歳で糖尿病と診断され、32歳でインシュリン自己注射を

するようになった『はしもと』です。


週末は2歳の娘の運動会。

去年は運動会前日に風邪を引いたため、保育所に入所して初めての運動会。

娘の晴れ舞台。お遊戯する娘を見て、感動で泣いてしまうかもしれない。

自分の運動会のときよりもワクワク、ドキドキ。

しかし、奥さんは仕事。

「明日は、開園の10分前には門の前に並んどきや」と奥さん

「なんで、そんなに早くにいかなあかんねん?」とわたし。

「いい場所でばっちりとビデオを撮っておいてや」と奥さん

それから奥さんから保育所の見取り図を渡され、

かけっこは左回りやから、この位置がいいなどとアドバイスを受ける。

そして当日・・・。

寝坊はしなかったが、保育所には開園10分後に到着。

もちろん、絶好のポジションは既に埋まっている。

「しゃあないわ、ええビデオ撮ればええことやし」と自己弁護。

いよいよ、お遊戯開始。かわいい姿が目に焼きつく。

「よし、この笑顔をビデオで撮ってやろう」とビデオカメラで娘を探す

「娘が見つからない・・・」

目視では確認できるのに、ビデオでは見つけることができない。

刻々と娘の遊戯がフィナーレに向かう

「見つけたっ!!」ほっとした瞬間、レンズの娘が手を振っている。

嬉しさのあまり、ビデオカメラから目をはずし、娘に手を振る。

最高の気分で、ビデオカメラに視線を戻す。

「見失った・・・」


・・・・・・・・・

奥さんがビデオを見て雷を落としたのは言うまでもない・・・。

どうせ、怒られるのならずっと自分の目で娘を見続けたかった。

中途半端は後悔のもと。


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■中途半端は後悔のもと。

 糖尿病になってからいろいろな健康法を勉強しました。

 結論からお話しますと、どれも効果がありませんでした。

 それは健康法に問題があるのではなく、私自身に問題があるからです。

 健康法というのはなかなか効果を実感できるものではありません。

 中には実感しないことが健康法の効果でもあります。

 そんな状況で新しい健康法を知れば、自然とそちらに変えてしまいます。

 いまの健康法を続けていればあと少しで効果が現れていたかもしれません。

 何かを始めるとき、一番いいのはそれが普段の生活に溶け込むこと。

 椅子を使って1日10分間体操する健康法を普段の生活に
 
 溶け込ますのは大変だと思います。

 なので、健康法を探すときは自分の生活に溶け込むかどうかをポイントに

 探してみるものいいかもしれません。

 なんせ中途半端な健康法では効果があまり見込めないと思いますから。

 
 << お知らせ >>

 ここ最近、メルマガに力を入れていたため、わたしの糖尿病奮闘記サイトが
 
 ぼろぼろになっており、この週末にテコ入れをしました。

 メルマガのバックナンバーもこのサイトで公開するようにしました。

 新しくなった糖尿病奮闘記サイトを是非ともご覧ください。

 http://www.enjoy-dm.com

 また、このサイトに対するご意見や追加してほしいコンテンツなど
 
 ありましたらお気軽にお伝えください。


 ━━ 今回の格言 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

  「石の上に3年」この言葉は奥が深い

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更新日 : 2006年10月 3日 | コメント (6)

第33話 糖尿病リング

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 糖尿病奮闘記 

~ 30歳で糖尿病になり、インシュリン注射をしている男の奮闘記 ~

                         2006/10/9 vol.0033
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こんにちは。

30歳で糖尿病と診断され、32歳でインシュリン自己注射を

するようになった『はしもと』です。


「パパぁ~、お箸とって~」とご機嫌な娘。

何気ない娘のお願いだが、ふと疑問がわく。


・・・ 娘はいつからお箸を使うようになったのだろう? ・・・


パパとママと一緒じゃなきゃ嫌がる娘をなだめるために、

スプーンとフォークと一緒に箸を渡したのは覚えている。

しかし、娘にお箸の使い方を教えたことはない。

それなのに、今ではきちんと箸でご飯を食べる。

娘はパパ・ママの箸の使い方を見よう見真似で覚えたのだ。

自慢ではないが、わたしと奥さんは箸の使い方は上手いほうだ。

だから娘も上手な箸の使い方を身につけたのだろう。

「親の姿を見て、子供は育つ」

確かにその通りだ。

我ながら、娘にとっていい父親だと自己満足。

「ちょっと、待てよ・・・」

ふと、嫌な不安が襲う。

「糖尿病を発症するのは遺伝的要素も強かったな・・・」

「糖尿病は絶対に娘に見習ってもらっては困る」

そんなことを考えているところへ

「パパ~、お箸とってよぉ~」と不機嫌な娘。

「カップのアイスクリームはスプーンで食べるねんで」とわたし。

「いややぁ~!!」と駄々をこねる娘。

こうなったら箸を渡すしかない。

ご機嫌な娘は上手に箸でカップのアイスクリームを食べている。

その箸使いに感心しながらも決意する。

「娘を糖尿病には絶対にさせないぞっ!!」

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■糖尿病リング

 娘が生まれたとき、既にわたしは糖尿病でした。

 もともと子供は大好きなので、娘が生まれたときは最高に喜んだと同時に

 自分が糖尿病なので、娘に申し訳ないという気持ちもありました。

 そこで娘に尊敬されるパパになるため、どんどん出世しようと思ったのです。

 職場ではどんなにしんどくても、全然平気な顔をして懸命に仕事をしました。

 その結果、身体はボロボロになって薬ではどうすることもできず、

 入院することになり、そしてインシュリン注射が始まったのです。

 入院しているときは、自虐的に考えることもあったのですが、

 わたしの病室で娘が生まれて初めて立った姿を見て、

 「出世はもういい、それよりも娘との時間をたくさんとって長生きしよう」

 そう考えるようになったのです。それが娘にとってもいいはずです。

 いまもその精神でいるのですが、つい最近、感銘を受けたサイトがあります。

 そのサイトは、すぎさんが運営しているサイトです。


 「その症状!起きろ糖尿病予備軍(http://yobigun.seesaa.net/)」
 

 このサイトの中ですぎさんは「糖尿病リングを断ち切る」という

 お話をされています。

 糖尿病は遺伝的要素が強い病気です。その遺伝的要素を自分で食い止め、

 そして自分の子供たちには糖尿病を遺伝させないように頑張っておられます。

 事実、わたしは自分の糖尿病についてばかり考えを巡らさせておりました。

 しかし、一番大切な娘にはわたしと同じような目にあわせないということも

 親としてとて、大切なことだと改めて考えるようになったのです。

 すぎさんのおかげで、またひとついい人生が送れそうです。

 ━━ 今回の格言 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

  娘に内緒でチョコレートをあげるのをやめよう

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更新日 : 2006年10月10日 | コメント (2)

第34話 当たり前のことができない。

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 糖尿病奮闘記 

~ 30歳で糖尿病になり、インシュリン注射をしている男の奮闘記 ~

                         2006/10/16 vol.0034
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こんにちは。

30歳で糖尿病と診断され、32歳でインシュリン自己注射を

するようになった『はしもと』です。


「パパぁ~、なんかいる~」とお菓子をねだる娘。

時間は午後3時。おやつの時間。

ちらっと奥さんの表情を見る。

奥さんがOKのサインを出したのを確認する。

「よし、おせんべい食べよっか?」とわたし。

「やった~、やったぁ~!!」と喜ぶ娘。

二人で台所へ向かう。

お菓子は娘が取れないよう、食器棚の一番上の棚に置いている。

しかし娘はお菓子の場所を知っている。

娘が食器棚まで走っていき、お菓子がある棚の前で止まった。

「パパぁ~、はやくぅ~!!」とニコニコ顔の娘。

食器棚のとこまで辿り着き、食器棚を勢いよく開ける。

その瞬間・・・、

ゴン!!と鈍い音がなる。

一番上の棚にあるお菓子に目をやっていたわたしが下を向く。

ニコニコ顔だった娘の表情が一変する。

食器棚の扉が娘の頭を直撃。

1秒置いて娘が泣き出す。

楽しいはずのおやつの時間が修羅場とかす・・・

「つい最近まで、背が食器棚の扉には届かなかったのに」

「娘も大きくなっているんだ」と泣いてる娘の横でわたしは微笑む。

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■当たり前のことができない。

 娘にとっては痛い出来事なのですが、

 わたしにとっては娘の背が伸びていることを実感できた出来事です。

 娘も大きくなっている。そんな充実感を満喫していました。

 しかし、先日の娘の運動会で他の園児と遊戯を待っているは娘は

 おなじ2歳児のクラスの中で背が1番目か2番目ぐらいに低かったのです。

 その姿をみたわたしは娘が大きくなっているという喜びも半減し、

 ひょっとしたら娘の成長は他の子より遅いのではないかと不安を抱きました。

 「娘の成長」。これは紛れもない事実です。

 家の中だけで実感した娘の成長と他人と比較した娘の成長。

 家の中で感じた成長には大喜びをし、しかし運動会では不安を抱きました。

 同じ出来事で感じ方はまったく正反対です。

 実は、わたしはこの感じ方をうまく利用して、糖尿病を悪化させました。

 それはいろいろあるのですが、例えば「締めのラーメン」です。

 糖尿病にとって、いっぱい飲んだ後のラーメンは自殺行為です。

 糖尿病に対する認識が甘かった当時のわたしは、

 「ラーメン食べないほうがいいよな・・・」という正しい思いと、

 「みんなも食べるから大丈夫よな。うん、大丈夫だ!!」と思い、

 結局はみんなと一緒にラーメンを食べてしまうのです。

 「他の人が食べているから大丈夫」

 結構、この考えがわたしの病状を悪化させてしまったのは事実です。

 自分の身体と他人の身体を比べてはいけない。

 当たり前のことができなかった。それが今となっての後悔です。 


 ━━ 今回の格言 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

  都合のいい方に考えるのは時として不幸を招く

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■編集後記

 先週、医学の進歩を紹介したいと思い、京都大学医学部付属病院の先生と
 メールと電話でお話をさせていただく機会がありました。

 そこで痛烈に感じたのが、この先生は糖尿病患者の気持ちをとても理解さ
 れ、広い視野で糖尿病を考えられているということです。

 このような先生がいる限り、まだまだわたしは希望の光を持ち続けようと
 思いました。 

(書いた記事)
 希望の光




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更新日 : 2006年10月19日 | コメント (0)

第35話 3回目の入院を決意

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 糖尿病奮闘記 

~ 30歳で糖尿病になり、インシュリン注射をしている男の奮闘記 ~

                         2006/10/23 vol.0035
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こんにちは。

30歳で糖尿病と診断され、32歳でインシュリン自己注射を

するようになった『はしもと』です。


平日の午後3時。昼食を食べてから2時間。

頭がぼ~として、やけに眠い。

昼ご飯を食べると眠くなるが、それとは違う。

目の奥に何か引っかかった感じもする。

その症状が日に日に強くなっていく。

念のため会社に自己血糖測定器を持っていく。

昼食前(12時)の血糖値「110」。問題なし。

昼食2時間後(15時)の血糖値「500」。大問題。

夕食前(20時)の血糖値「150」。ちょい悪い。

15時はケトアシドーシスを起こしかけているのではないか?

インシュリン注射は朝・晩の2回。

即効性:持続性が3:7の割合のインシュリン。

主治医の話では朝打ったインシュリンは15時頃に一番効くという。

しかし、わたしには効かない。

このままではいけない。娘の結婚式で泣くことに決めている。

まだまだ死ぬわけにはいかないのだ。

そこでわたしが出した答え。

昼食前にもインシュリンを打つ1日3回の自己注射。

自分にあったインシュリンの量・種類を調べるため、

糖尿病での3回目の入院を決意した。

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■3回目の入院を決意

 前回、入院したのが2004年の11月です。

 その時の入院では投薬からインシュリン注射に変えた劇的な入院でした。

 それから2年経過して、今度はインシュリン注射の回数を2回から3回に

 変更するための入院です。

 30歳で糖尿病に、32歳でインシュリン注射2回に、

 そして34歳でインシュリン注射が3回になってしまいます。

 2年毎に病状が悪化し、糖尿病生活も変わるので、忙しいものです。

 しかし変化を好むわたしには、退屈しなくてちょうどいい感じです。

 もちろんやせ我慢でございます・・・。

 ところで、なぜインシュリン注射の回数を2回から3回に変えるだけで

 入院しなくてはいけないか、疑問に思わないですか?

 いろいろな理由があると思うのですが、

 一番の原因は低血糖発作に対する予防です。
 
 低血糖発作を起こして、処置を誤れば死んでしまいます。

 今回は、全く新しいインシュリンを2回から3回に増やします。

 当然、低血糖発作を起こす確率は高くなります。

 そこで、いま、わたしの身体が必要としているインシュリンの種類・量を
 
 調べながら打っていくことになるのです。

 インシュリン注射を打つようになると常々思うのが「バランス」

 2回の注射ではこの「バランス」がうまく保てなくなりました。

 そこで3回の注射で「バランス」を保とうとするのです。

 まだ、仕事の関係で入院する日は決まってないのですが、

 3回目の入院生活はブログで画像を多用しながらお伝えしようと思っています。

 どうぞ、ご期待ください!!
 

 ━━ 今回の格言 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

  このままいくと、36歳でインシュリン注射は4回だ。

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更新日 : 2006年10月25日 | コメント (1)

第36話 失敗した後の対策

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 糖尿病奮闘記 

~ 30歳で糖尿病になり、インシュリン注射をしている男の奮闘記 ~

                         2006/10/30 vol.0036
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こんにちは。

30歳で糖尿病と診断され、32歳でインシュリン自己注射を

するようになった『はしもと』です。


★★★ はじめに ★★★ 

前回、送信した3回目の入院を決意したという内容に対して

いろんな方から励ましのメールを頂き、感動しております。

この場をお借りして、改めてお礼を申し上げます。ありがとうございます。

中には独自の健康法などを紹介してくださったメールもありました。

入院して時間が作れるようになったら、皆様が教えてくださった

独自の健康法も紹介していきたいと思います。

また、独自の健康法をお持ちの方。どうかその情報をお知らせください。

みんなで健康になりましょう!!

それでは今週のメルマガをどうぞ!!


月曜日の正午。糖尿病奮闘記のメルマガが送信される。

それからわたしはすぐさま読者数の確認をする。

「よかった~。減ってない。」

しかし、システムの関係でまだ配信されていないことに気付く。

そして1時間後、また読者数の確認をする。

「一人減ってしまった・・・。今回のネタはつまらなかったのか。」

自己反省。そして次こそはもっと楽しいメルマガにしようと奮い立つ。

情報を発信するのは楽しい。読者が増えるのも嬉しい。

メルマガを発行するために必要なもの。

それは「ネタ」

日々の出来事の中からネタを探す。

ネタは考えて絞るより、あるとき突然、ひらめく。

娘と遊んでるとき、ご飯を食べているとき、風呂に入っているとき。

「よし、次はこのネタでいこう!!」

と気分が盛り上がる。

そして3時間後・・・

「あれ?さっきひらめいたネタはどんなんやっけ?」

とひらめいたネタを忘れてしまう。

忘れないようにすることも大切だが、

忘れることを前提とした対策はもっと大切。


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■失敗した後の対策

 ネタを考えるのは楽しく、さらにそれによって読んでくださる人が

 次も読みたいと思ってくださることは発行者冥利につきます。

 しかし、どんどんネタを思いついても、それを忘れてしまったら、

 まったくもって意味がありません。

 一生懸命に思い出そうとしてもほとんどが思い出せません。

 2006年2月からメルマガを書き出して、闇に葬られたネタは数知れず。

 その失敗を克服するため、「ネタを思いついたらすぐに書き留める」

 という対策を立てたのです。

 具体的には思いついたらすぐに携帯のメモに書き留める。

 わたしの携帯はほとんど鳴らないので、携帯していないことが多いのですが、

 ネタを書き留めるツールとして携帯を常時、携帯するようにしたのです。

 なんかすごいことを発見したように書いていますが、

 よくよく考えれればごく当たり前のことをしているだけですよね?

 しかし、糖尿病予防についてはわたしは、

 このごく当たり前の事ができなかったのです。

 糖尿病予備軍と診断されたときは、

 糖尿病に対する恐怖・嫌悪感で糖尿病に関心を持ったのですが、

 その関心が薄れていくということに対策を立てなかったのです。

 結局、朝晩の2回のインシュリン注射を打つようになるまで、

 明確な対策を打ち出すことができませんでした。

 いまは「注射を打つ」という行動が、

 自分は糖尿病であるということを日々教えてくれるのです。

 こうならないためにも、糖尿病に対する関心が薄れていくことを

 前提とした対策を立てることをお勧めします。
 

 ━━ 今回の格言 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

  忘れるという能力は時に素晴らしく、時に残酷だ。

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更新日 : 2006年11月 4日 | コメント (0)

第37話 イメージと現実

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 糖尿病奮闘記 

~ 30歳で糖尿病になり、インシュリン注射をしている男の奮闘記 ~

                         2006/11/06 vol.0037
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こんにちは。

30歳で糖尿病と診断され、32歳でインシュリン自己注射を

するようになった『はしもと』です。


「君の出身大学で就活セミナーがあり、我が社もブースを出すことになった」

「学生の前で我が社を紹介してアピールしてきて欲しい」と上司。

「喜んで!!」とわたし。

わたしは人前で話をするのが好きである。

ここ数年、学生の就職活動のための会社説明会で学生を前にして話す。

自分の会社の良さを学生に説明し、大学生の目がキラキラ輝いていく。

カ・イ・カ・ン。

学生のアンケートでもわたしの説明は評判がよいと上司から聞かされる。

「よし、大学の就活ブースは学生でいっぱいにし、他社を圧倒しよう」

そう思い、いざ大学へ。ところが・・・。

入り口から真正面の絶好のポジションにも関わらず、学生が来ない。

隣のブースを見る。なんと人がいっぱいであふれている。

さらに隣のブースの椅子が足らないようで、

閑散としているうちのブースの椅子を学生が持っていく。

「あっ、あっ、あ~~~」とわたしの悲痛な叫び。

「なぜだっ?」と人が集まっているブースの社名を見る。

み○ほ銀行、三○住友生命、野○不動産、更に日本銀行まで来ている。

「・・・」

確かに知名度では自分の会社は劣る。

しかし仕事の面白さ、会社の良さでは決して劣っていないと自負する。

ここで10年前の自分の考えを思い出す。

「せっかくいい大学に入ったのだから、有名な企業に就職したい。」

この状況はある意味納得した。

就職活動を始めた学生にとって、有名な企業の話を聞きたいと思うのは最もである。

しかし、わたしの会社の良さの説明を聞きそびれた学生は・・・。

「イメージと現実」

糖尿病をイメージしているひとに糖尿病の現実を知らせてあげたい。

これがいまのわたしの活動方針。


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■イメージと現実

 すみません。ちょっと偉そうに書いちゃいました。

 決して自分の価値観を他人に押し付けようと思っているのではありません。

 ただ、「イメージと現実」ということを話題にしたかったもので・・・。

 今回は、少し考えが偏っているかもしれませんが、広い心でお読みください。

 2型糖尿病のイメージは決してよくありません。

 まもなくわたしは入院します。約1ヶ月の入院予定です。

 わたしが入院する病院と娘の保育所は目と鼻の先です。近所の目もあります。

 なので、わたしが入院することは保育所には伝えます。

 しかし、病名までは伝えるかどうか、奥さんは迷っています。

 わたしは奥さんに伝えたらいいと言っているのですが、

 奥さんは迷っています。これが現実です。結婚してまもなく4年。

 わたしは新婚旅行から戻ってすぐ糖尿病になってしまったので、

 糖尿病の妻としてもまもなく4年になります。

 奥さんがわたしの病気を隠したいという気持ちはとてもよく理解できます。

 なので、奥さんが迷うのも最もです。

 極端に言うと、病名で人格が疑われるかもしれない病気。

 イメージが先行している病気。

 しかし、わたしは自分が糖尿病であることを隠すことをやめました。

 自分がなった病気を隠すことは、

 自分が糖尿病を否定していると思ったからです。

 強いては自分を否定しているように思ったからです。

 もちろん、わたしは直さなくてはいけないことはたくさんあります。

 しかし世間の人が思っている糖尿病のイメージほど

 わたしは不出来な人間でも可哀想な人間でもないからです。

 本当にすみません。今回は自分の心の弱さを露呈してしまったようです。


 ━━ 今回の格言 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

  糖尿病という現実に苦しむ『はしもと』をお伝えしました。

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■編集後記

 健康を測定する数値として「BMI」というものがあります。

 BMIの計算方法は「BMI=体重(kg)÷身長(m)2 」です。
 
 BMIの値として 

 25以上 → 高血圧、高脂血症
 27以上 → 糖尿病
 29以上 → 高コレステロール血症

 の発病率が通常の人の2倍になるそうです。

 BMIが25以下なら糖尿病にはならないというものでもないのですが、

 BMIの境界ラインの値が25の体重(デッドライン体重と名づけています)を

 知っておいたほうが良いと思っています。

 そこでそのBMIや基礎代謝量を測定するサイトを構築しました。

 よければ、ご自身のBMI値を測定してみてはいかがでしょうか?





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更新日 : 2006年11月13日 | コメント (0)

第38話 糖尿病患者との接し方

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 糖尿病奮闘記 

~ 30歳で糖尿病になり、インシュリン注射をしている男の奮闘記 ~

                         2006/11/13 vol.0038
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こんにちは。

30歳で糖尿病と診断され、32歳でインシュリン自己注射を

するようになった『はしもと』です。


午前0時を過ぎたころ、突如、携帯電話がなる。

「もしもし?」とわたし

「入院してるのか?」と高校時代の友人。少し酔っているようだ。

「いや、まだだ」とわたし。

「すまん。ちょっと愚痴を聞いてくれ」と友人。

そして、友人の愚痴をを聞いた。

話の内容というと・・・、


自転車通勤をしている公務員である友人は、職場の人と飲みに行った。

別れ間際に、友人は自転車は押して帰ると宣言したものの、

友人を疑った職場の人間が友人を影から監視し、

つい自転車に乗ってしまった友人を責めたという事だった。

公務員・・・。自転車と言えども飲酒運転は庶民の格好の餌食。


そしてわたしは、友人の次の言葉を待った。

「俺が全て悪いことは分かっている、だけど・・・」

その言葉を聞いた瞬間、わたしは迷わず言った。

「職場の人は心が狭いな~。そんなこと気にするな。」

わたしの言葉に、友人は驚く。

「せやろ、本当にお前を気遣っているのなら、タクシーに乗せて見送るわ。」

この言葉は間違っているのかもしれない。

職場の人は友人の事を信じて、それで裏切られたのかもしれない。

しかし、友人は今回の出来事を反省し、そして後悔している。

そんな友人に、ありきたりの正義をぶつけてもそれは友人を苦しめるだけだ。

仮にもし友人が愚痴の最初の一言に、

「職場の人間って心が狭いねん」

と言ったら、わたしは友人を間違いなく叱っていた。

同じ出来事。

伝いたい言葉は状況によって異なる。


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■糖尿病患者との接し方

 ちょっと、ここ最近のメルマガは理屈っぽくなっちゃいましたね~。

 すみません。

 わたしは、糖尿病という病気と向き合ったとき、

 どうしても、「心構え」というものが、とても大切だと感じています。

 誰も糖尿病になろうと思っているわけではありません。

 もちろん糖尿病なんかなるものではありません。

 しかし、人はいろいろな環境で、いろいろな感情の中で暮らしています。

 なので、糖尿病の人との接し方は状況に応じて変わってくると思います。

 例えば、糖尿病の人が「飲みに行こう!!」と誘ってきたとします。

 実はその人は糖尿病のことをよく勉強し、自己管理ができているとします。

 そんな人に「糖尿病はお酒を飲んだらあかんやろ。やめとき」

 と医学的に正しい回答をしたとします。

 その人は職場で嫌なことがあって、

 ストレス解消のために誘っているのかもしれません。

 ストレスは糖尿病にとっても大敵です。

 「今日だけは・・・」という自己管理ができているこの人には、

 「あんまり、飲みすぎるなよ」と言ってストレスを解消させてあげる方が、

 いい結果になるような気がします。


 身近な人に糖尿病予備軍がいて、その人が「糖尿病なんて関係ない!!」

 と言っているのなら、是非、わたしのサイトをお伝えし、

 「そのままやったら、はしもとみたいになるよ!!」と言ってあげてください。

 また、今日から3度目の入院生活が始まります。

 病院での糖尿病食を写真でとったりしますので、

 今後の食事療法の参考にしてください。


 ━━ 今回の格言 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

  さあ、今日から入院だ!!

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更新日 : 2006年11月20日 | コメント (0)

第39話 北風と太陽

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 糖尿病奮闘記 

~ 30歳で糖尿病になり、インシュリン注射をしている男の奮闘記 ~

                         2006/11/20 vol.0039
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こんにちは。

30歳で糖尿病と診断され、32歳でインシュリン自己注射を

するようになった『はしもと』です。


3度目の入院生活が始まって1週間。

糖尿病食の朝食を美味しく頂き、病院の外の喫煙所に向かう。

もちろんわたしは、心臓カテーテルをしてからタバコを吸わない。

しかし、喫煙所は入院患者同士が仲良くなれる絶好の場所。

おっちゃん、おばちゃん、おじいちゃん。いろいろな年代の人がいる。

「おはようございま~す。」とわたし。

喫煙所での話している内容は決して軽くない。

なぜなら共通の会話は「病気・死」について。

しかし、面白い。それはみんな前向きでいるから。

大腸がん、肝臓、すい臓、腎臓、いろんな病人がいる。

どんなに重病な人でも人生を投げた人はいない。

その中に25年間インシュリン注射をしているおっちゃんがいる。

若い頃の自分と重なるのか、わたしのことをよく気にかけてくれている。

「にいちゃん、血糖値はどうやねん?」とおっちゃん

「あかん・・・、変えたインシュリン効きませんわ~」とわたし。

「○○に変えてみたらどうや?先生に聞いてみ」と隣の別のおっちゃん。

それから10分ぐらいは糖尿病の話。主役はわたし。

こんな感じで、話題となる病気が変わり、みんな健康を目指す。

ここでは糖尿病であることが恥ずかしいと思うことはまったくない。

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■北風と太陽

 病院には病気について知っている人は2種類いると思っています。

 ひとつは医師・看護士。そしてもうひとつは患者さん。

 時には歳を重ねた患者さんの方が、医師の言葉より、心に響きます。

 糖尿病にとって足のケアは非常に大切です。

 25年のインシュリン注射をしているおっちゃんが、低温やけどをしてしまい、

 それで足が壊疽していき、医師からは足を切断した方がいいと言われたのを、

 お尻の皮膚の移植を行い、1年間歩けずに、それでも懸命にリハビリを行い、

 今では足を切断せずに、杖をついて歩いているおっちゃんが、

 「兄ちゃん、糖尿病患者はいつもお腹が空いてるぐらいがちょうどええねん」

 と話してくれると、「肝に銘じておきます。」と素直に聞き入れます。

 しかし、健康な知り合いが、「お前、糖尿病やろ。食べたらあかん!!」

 と言われると、「糖尿病の何が分かるねん!!」そう思う自分がいます。

 正しい言葉でも時には、うっとうしく、聞き入れようとは思いません。

 なんか、童話の「北風と太陽」の話みたいですね。

 ただ、糖尿病は完治しない、制限しなければならない病気でなので、

 糖尿病になった人だけが常日頃から感じるストレスがあります。

 いや、正しくお伝えしますと、わたしは今回の入院で他の患者さんと話して、

 自分が糖尿病であることにストレスを感じていたことに気づきました。

 どうぞ、糖尿病を一人で悩まないでください。

 糖尿病患者同士の他愛無い会話が、頑張ろうという気持ちにさせてくれますよ。


 ━━ 今回の格言 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

  しかし、時として糖尿病患者に北風は必要だ。

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■編集後記

 なかなか出来なかった健康通販サイトを入院中にオープンさせました。

 その名もずばり「糖尿病店長の健康日和

 糖尿病にとって必要なダイエットや目のケア、禁煙、そして口臭対策や、

 ストレス解消雑貨など、わたしが欲しいと思ったものやあったらいいなと

 思うものを取り揃えました。

 どうぞ、こちらのサイトもよろしくお願いします。





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更新日 : 2006年11月27日 | コメント (0)

第40話 Dr.コトー診療所

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 糖尿病奮闘記 

~ 30歳で糖尿病になり、インシュリン注射をしている男の奮闘記 ~

                         2006/11/27 vol.0040
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こんにちは。

30歳で糖尿病と診断され、32歳でインシュリン自己注射を

するようになった『はしもと』です。


時間は午後10時。病室の電気がいっせいに消える。

病院では午後10時が消灯時間。

真っ暗な病室でテレビをつけ、ドラマ「Dr.コトー診療所」が始まる。

涙腺の弱いわたし。

自宅では涙を流しそうな場面になると、奥さんはドラマよりわたしの顔を見る。

奥さんに対しては傲慢なわたし。

涙顔を見せまいとぐっと、涙をこらえる。

しかしここは病院のベッド。誰もわたしの涙には気付かない。

ドラマでは手の施しようのない癌患者の話。

一日でも長く生きるため、苦しい抗がん剤治療を決意する。

ふと、入院患者との会話を思い出す。

「わし、おとといから抗がん剤治療を始めてん。」

何気なく聞いたその会話。

「あのおっちゃんも、こんな辛い思いをしていたのか・・・」

わたしの涙は止まらなかった。

生きていることは素晴らしい。


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■Dr.コトー診療所

 ドラマは自分が体験しないことを疑似体験させてくれます。

 また知らない思いを知ることができます。

 それはあくまでもドラマの話で、

 思いはドラマが終了して1ヶ月もすれば忘れてしまいます。

 いま、わたしが入院して、いろんな病気の患者さんの話を聞き、

 健康の大切さを改めて実感しているのですが、

 退院して普段の生活に戻れば、その思いも薄れていくでしょう。

 過去2回の退院時は、「健康の大切さを忘れないようにしよう」

 そう思っていました。しかし、いまのわたしは違います。

 「健康の大切さは薄れていくものだ」

 そう思い、このメルマガを書いています。

 健康であることが当然となったとき、

 今、この時点での思いを書き残すことによって、

 薄れていく健康の大切さを、改めて呼び起こさせようと思っています。

 「忘れる → 忘れないようにする」という考えを

 「忘れる → 忘れた後の対策をする」という考え方に変えたのです。

 ここから強引に・・・

 「食べたい → 食べないように我慢する」という考えを

 「食べたい → どうやったら身体に害を与えず食べられるのか」

 という考え方に変えました。

 そのため、糖尿病のこと、自分の身体のことをよく知る必要があるのです。

 しかし、この考え方に変えて、気持ちが楽になりました。


 ━━ 今回の格言 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

  長続き、長続き・・・。これが大切。

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更新日 : 2006年12月 4日 | コメント (0)