糖尿病を知れば糖尿病なんて怖くない。怖いのは糖尿病に対する無関心。糖尿病に関心を持つことが糖尿病対策の第一歩。

糖尿病奮闘記

いやぁ~、死ぬかと思った低血糖

これまで何度も低血糖を体験していて、ある意味低血糖に慣れていたのですが、今回は本当にやばいと思いました・・・。

娘の5歳の誕生日に東京ディズニーランドに行ってきました。

独立してまだまだ仕事が軌道に乗ったとは言えない状況ではありますが、わたしにとって娘達は何よりも大切な存在で、生きがいでもありますので、旅行に行く前に何日か徹夜で仕事をして、なんとか仕事の目処を立ててスッキリした状態で旅行に行きました。

娘の誕生日の前日、久々に「今日は仕事はいいや~」と思って、ディズニーランドのホテルで食べて飲んで、飲んで、飲んで・・・、飲みすぎてしまいました。

翌朝、血糖値を測定すると「234」と久々に200オーバーになってしまい、「あちゃ~、やってもうた~」と思って、家族で朝食のバイキングに向かいました。「まっ、ちょっと多めにインシュリンを打って、ご飯を少なめに食べて、部屋に戻ってこよう」と思って、いつもより1単位だけ多くインシュリンを打ってバイキング会場に向かいました。これが地獄の始まりだと知らずに・・・。

バイキング会場に着いたのですが、そこには朝食を食べる順番を待っている人の列が出来ていました。「まっ、すぐに入れるやろう」と思って安易な気持ちで娘とホテルの設備で一緒で遊んでいました。

待つこと1時間。

ようやくバイキング会場に入れました。バイキング会場に入ったとたん体調の異変を感じました。まず、意識が朦朧とし、目ではきちんと会場の様子が写っているのですが、何がどこにあるのか、自分がどこに立っているのか理解できなくなりました。

そんなに広いバイキング会場でもないのですが、自分のテーブルが分からなくなり、そのうち自分がどこを歩いているのかも分からなくなってきました。フラフラしているわたしの姿を見て、奥さんが心配して「大丈夫?」と聞いてきました。これまで低血糖があった場合でも「大丈夫や」としか答えた事がなかったのですが、このときばかりはさすがに「やばい・・・」と伝えました。

で、奥さんがバイキングのドリンクコーナーからコーラを持ってきてくれて、それを一気に飲み干したのですが、全然低血糖の症状が戻らないので、奥さんが「どうする?」って聞いてきたので、「いったん部屋に戻るわ」と言って、ここがどこか分からないけど、部屋を目指して歩こうとしました。しかし、これが普通に歩けないのです。2、3歩歩くと膝が落ちてカクンっとなってしまうのです。

そんな姿を見た奥さんが、手を引いてくれたので、一緒に部屋に戻ることが出来ました。部屋に戻ったら、バイキング会場で飲んだコーラで血糖値が上がってきたので、いま部屋にいるという意識は取り戻せました。ちょっと落ち着いてきたので、「危なかったな~、いま血糖値はいくらぐらいやろ?」と思って血糖値を測定すると「32」でした。

おそらく意識がなくなっていたときの血糖値は20台、ひょっとしたら10台まで下がっていたのかもしれません。

ほんと、今回はマジでやばかったですね~。

娘の誕生日がパパの命日になる可能性も十分にあったと思うと、今更ながら低血糖は恐ろしいです。

今回の教訓:超即効性のインシュリンは「食べる直前に打つ!」




いま、糖尿病奮闘記は何位?

更新日 : 2008年11月16日 22:58

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大変でしたね。。奥様のサポートは、ホント、ありがたい!。。感謝ですね♪

投稿者 琉球風 : 2008年11月17日 07:28

危なかったですね。
一人だったら倒れてたかもしれないですね。
それにしても、無事で良かったです。

僕も一度だけ血糖値が50まで下がった事がありましたが、
そのときはアンパンを食べて血糖値を上げました。

投稿者 うめ : 2008年11月17日 08:56

皆さん、コメントありがとうございます。

【琉球風さん】
何年振りかで奥さんと手を繋ぎました。ほんと、今回は奥さんがいなければ倒れてました。奥さんに感謝です。


【うめさん】
いつもは血糖値をあげるための「命のバック」を離さないのですが、今回はちょっと油断しました。ふ~、危なかったです。

投稿者 はしもと : 2008年11月17日 11:20

大変でしたね! 十分に注意していても、低血糖は突然やって来ます。

不良親父の調整法です。

普段の生活と状況が違う時、特に旅行中は食事時間が変化しますので、超速攻を使っているならば、食後打ちが安心です。
事前に打つよりも、食べた量とか、内容で調整できるので、あんしんですよ。

この調整法は、毎日の事では無いので、インシュリン時間が多少のズレがあっても、A1cにさほど影響はありません。
但し、超速攻以外では、お薦めしません。

旅行中は事故無く、楽しく過ごしたいものです。

投稿者 アンクルシュガー : 2008年11月17日 16:15

危機一髪だったじゃないですかぁ…。
一人じゃなくて良かったです。

え〜と、低血糖じゃなくても、奥様と手をつないで頂きたいです。

投稿者 ぺぺんのぺん : 2008年11月17日 17:32

皆さん、コメントありがとうございます。

【アンクルシュガーさん】
な~るほど!とてもいい方法ですね。それなら多少、多く食べすぎても調整がききますね。早速、次回の旅行から試してみます。・・・また旅行行けるように頑張るぞぉ~。


【ぺぺんのぺんさん】
低血糖になると、アイスクリームとかいつも食べないもの気兼ねなしに食べれるので、低血糖になるとラッキーと思っていたのですが、やっぱり低血糖は怖いです。奥さんに手を差し伸べてもつないでもらえるよう、頑張って働きます!

投稿者 はしもと : 2008年11月17日 23:46

血糖値30台。う~ん、想像できないです><;
いまのところ、幸か不幸か低血糖症状は軽い空腹感、唇周りの痺れぐらいで、数えるくらいしかありません。記憶では、強い空腹感の時は、歩くのがしんどいという記憶がありました。
低血糖のとき、一人だったらどうしようという恐怖心もありますね。旅行中はなおさら、気をつけようということですね。

投稿者 mii-chan : 2008年11月18日 23:32

mii-chanさん、コメントありがとうございます。

こんな状態になる前に何度か「やばいなかな?」と思ったときもあったのですが、その時は、「いま何か食べて血糖値をあげてしまうと、バイキングで食べる量を更に減らさないといけないからもったいない」とせこい事を考えていたのです。

やばいと思ったら直ぐに血糖値をあげないと危険だと思いました。

投稿者 はしもと : 2008年11月19日 17:52

俺は1型糖尿病なんだけど、低血糖で死ねるって事初めて知りました。今人生的に終わらせたいんで注射かなりの量撃とうかな

投稿者 糖 : 2009年06月12日 00:01

糖さん、コメントありがとうございます。

糖さんがどんな状況でどれだけ苦しいのかまったく分からない状況でなんと返事をしたら良いのか迷ったのですが、このサイトは糖尿病でも頑張って生きていこうという趣旨で書いております。

また、この記事でインシュリンは包丁と同じように使い方を間違ったら大変なことになる事をお伝えしたかったのです。

どうかインシュリンを凶器に使わないでくださることを願っております。

投稿者 はしもと : 2009年07月08日 17:17




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