糖尿病を知れば糖尿病なんて怖くない。怖いのは糖尿病に対する無関心。糖尿病に関心を持つことが糖尿病対策の第一歩。

糖尿病奮闘記

第63話 「糖尿病」という病名

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 糖尿病奮闘記 

~ 30歳で糖尿病になり、インシュリン注射をしている男の奮闘記 ~

                         2007/7/23 vol.0063
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こんにちは。

30歳で糖尿病と診断され、32歳でインシュリン自己注射を

するようになった『はしもと』です。


「明日は何の日か知ってる?」

とある平日。ホテルでランチをしているときに奥さんが尋ねる。

わたしは夏休み。奥さんは出産の通院のため仕事を休んだ。

娘を保育所に連れて行き、何年振りかで二人でランチ。

「やばい・・・、わからん・・・」と心の中のわたし。

しかし、そんな表情は微塵も見せない。

「そんなん、当たり前やんか」とわたし。

「じゃあ、何の日?」と奥さん。

いっせいにわたしの脳みそがフル活動。

・・・・・・・・・・

あれかな・・・。これかな・・・・。

・・・・・・・

いや、あれでもない・・・。これでもない・・・。

・・・・

ダメだ・・・。思い出せない・・・。

背中に一滴の汗が流れ落ちる。

そして、覚悟を決めた。

「明日は・・・、給料日やろ・・・」とわたし。

「そりゃそうやけど・・・」と不満げな奥さん。

「あ~、わからん。結婚記念日は4日後やし・・・」とわたし。

不満げな奥さんの表情が変わる。

「ひょっとして、間違えてたんか?」とわたし。

「はっはっは~」と奥さん。

恐ろしい・・・。勘違い。


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■「糖尿病」という病名

 「夫は記念日を忘れるもの」

 そんなイメージを払拭させようと一生懸命に記憶の糸をたどったのですが、

 結局、思い出せませんでした。

 それもそのはず、奥さんは記念日の日にちを間違えていたのですから。

 だけど、わたしはとっても焦りました。

 記憶が正しいわたしが焦って、記憶が間違っている奥さんが堂々としている。

 なんか、とっても滑稽ですよね。

 でも、これが糖尿病に当てはめると滑稽でなくなります。

 それは糖尿病を勘違いしているのが世間の人で、

 その勘違いによって苦しんでいる人が糖尿病患者だからです。

 勘違いしている世間の人も悪意があるわけではないと思っています。
 
 「糖尿病」という病名が勘違いを生み出しているのではないでしょうか?

 「糖・・・、砂糖・・・、甘いものが好きな人がなる病気・・・」

 そう勘違いしている人は多いのではないでしょうか?

 ちなみにわたしは甘いものが大嫌いです。

 糖尿病に関係のない人はもちろん糖尿病には無関心です。

 それはそれで仕方がないことだと思うのですが、

 もし、身近に糖尿病の方がいらっしゃる方は、

 このメルマガが、糖尿病についての勘違いを知るきっかけに

 なってもらえればいいなと思っています。

 ━━ 今回の格言 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

  病気の名前を「糖尿病」から「ランゲルハンス病」に変えてみては!?

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更新日 : 2007年8月13日 07:14

そうですね。実はわたしも発病する前は、正直自己責任の病気かと思ってますた。

たしかに病名がよくない。糖・尿・なんでここに尿がくるの?

いかにも誤解をうけそうな名前ですよね〜

世間一般の人は、「糖尿病」といっても「ふうん・それで・

あまいものばっかたべとるからやろ」そんな感じ。

また傷ついたらなかなか直らない。足が壊疽する。等

なんかマイナスイメージばっかですね〜

投稿者 みずこでぇす : 2007年8月14日 23:06

みずこでぇすさん

コメントありがとうございます。

血糖値が正常範囲を超えて、
160を超えると尿に糖がでてくることから「尿」がついたような気がします。

確かに糖尿病になると免疫力が低下しているような気がします。
わたしも娘が風邪を引くと、ほぼ100%の確率で3日後にはわたしも風邪を引きます。
(もちろん娘より重症・・・)

でも、もうだいぶ慣れてきましたよ。

投稿者 はしもと : 2007年8月15日 09:09

教育入院後、友人が私のDMの愚痴を聞いてくれたのですが、喫茶店でコーヒーを飲もうとした時、その友人が「糖尿病にだけはなりたくないから、砂糖いれるの辞めとこ。砂糖とりすぎでなるんでしょ?」とシュガーポットにかけた手を引っ込めた時はショックでした。
確かに彼女はスイーツ大好きですから、DMはなりたくないでしょう。

私がショックだったのは、彼女が以前、派遣で製薬会社の東京支部の事務を一人で全部こなす仕事をしていて、薬や病気に詳しいと私が思い込んでいた事と、その会社にインスリン注射をしている営業の人いて、「その人は仕事をこなしているから大丈夫だよ」と、私に言った直後だったからです。

投稿者 ぺぺんのぺん : 2007年8月17日 22:24

ぺぺんのぺんさん。

コメントありがとうございます。

辛い経験をなさったのですね。
糖尿病に理解があると思っていたからなおさらショックだったと思います。

確かに糖尿病は自己管理で発病を抑えることが出来る病気かもしれませんが、
だからといって糖尿病になったのは本人のせいだという風に考えている人が多いと思います。

生まれてから一度も虫歯や風邪を引かなかった人が、
このように考えるのは仕方がないかもしれませんが、
一度でも虫歯や風邪を引いた人から言われると「なにっ!!」って思ってしまいますね・・・。

糖尿病患者の方ならぺぺんのぺんさんのような経験をした人は多いと思います。
糖尿病で辛いのは知り合いや友人から言われる善意の失言だったります。

投稿者 はしもと : 2007年8月18日 17:09

IT用いた栄養指導システムを事業化 
;関西医科大健康科学センター 特定健診・特定保健指導への導入も視野に 
ITの進展に伴い、携帯電話やインターネットなどを用いて栄養指導を行う試みが増えている。
2000年からITを用いた栄養指導システムの開発を進めてきた関西医科大健康科学センター
(大阪府枚方市)は今年4月、携帯電話とホームページをリンクさせた在宅での栄養指導システム
の事業化に踏み切った。今後は、08年度から始まる特定健診・特定保健指導への導入を視野
に入れ、在宅での自己管理支援システムの一環としてさらにシステムの充実を図っていく方針だ。
詳細は下記ご参照下さい http://www.japan-medicine.com/news/news1.html

投稿者 パソコン心電計 : 2007年8月24日 03:35




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