第57話 食事療法の意味は?
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糖尿病奮闘記
~ 30歳で糖尿病になり、インシュリン注射をしている男の奮闘記 ~
2007/4/2 vol.0057
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こんにちは。
30歳で糖尿病と診断され、32歳でインシュリン自己注射を
するようになった『はしもと』です。
「お~べ~か!!」
パチンっ!!
むすめがわたしの頭を叩く。
「・・・かわいい。保育所で覚えてきたのかな?」とこころの中のわたし。
そう、むすめは「タカ&トシ」のギャグを真似たのだ。
わたし達夫婦はむすめが人を叩くことには厳しくしつけをしている。
けれど、わたしは「タカアンドトシ」の漫才コンビは好きである。
なので、「欧米化(お~べ~か)」と言って
むすめがわたしの頭を叩いても、わたしはニコニコしてしまう。
そんな時、むすめが我がままをいうので、わたしがむすめを叱った。
逆切れしたむすめがわたしを叩こうとする。
「パチンしたらパパもパチンするよ~」とわたし。
むすめが躊躇する。
「そう、人を叩いたらあかん。」とこころの中のわたし。
しかし、次の瞬間・・・、
「お~べ~か!!」
そう言って、むすめがわたしの頭を叩く。
「・・・。天才や・・・」とわたし
怒っているわたしの顔が見る見る笑顔になってしまう。
「やられた・・・」
この場はわたしの完敗である。むすめと二人で大笑い。
一方、奥さんにもこの技を使ったむすめ。
しかし、奥さんは「南米か!!」と言ってむすめを叩き返す。
奥さんのほうが1枚上手である。
奥さんがわたしによく言う言葉。「あんたもむすめと同じレベルやね。」
確かにその通りかもしれない・・・
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■食事療法の意味は?
糖尿病の辛いイメージのひとつに食事療法があると思います。
「食べたいものが食べれない。」
確かにそれは事実です。中には、
「糖尿病患者は死ぬまで甘いものを食べる事ができない。」
そう思っている方も多いと思います。
食事療法というの言葉は非常にインパクトの強い言葉です。
糖尿病に関心のあるかたはまず初めにこの言葉に衝撃を受けると思います。
さらに苦しみ・辛さが安易に想像できる非常に辛い言葉です。
そこから食事療法という言葉がだけが先行して、
糖尿病に対する誤解を生んでいるような気がします。
しかし、よくよく考えてみると食事療法はあくまで、
「良好な血糖コントロール」
のひとつの手段にすぎないとわたしは考えています。
もちろん、非常に重要な手段の一つではあることも事実です。
娘は私に叱られた逆切れでわたしを叩きたいと思いました。
娘は叩いてはいけないと言う思いの中で、「叩きたい」という目的を
「欧米化」と言う言葉を発することによって実現させました。
目的を達成する手段はたくさんあると思っています。
繰り返しになるのですが、食事療法は確かに必要です。
しかし食事療法が糖尿病対策の目的ではなく、
血糖コントロールが糖尿病対策の目的であると思っています。
食べてはいけないと思い続けるストレスが逆に
糖尿病を悪化させるひとつの要素にもなる場合もあると思っています。
━━ 今回の格言 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
食事療法は80点ぐらいでいいのでは?
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糖尿病SNS・DMサークル | いま、糖尿病奮闘記は何位?
更新日 : 2007年4月16日 22:35