糖尿病を知れば糖尿病なんて怖くない。怖いのは糖尿病に対する無関心。糖尿病に関心を持つことが糖尿病対策の第一歩。

糖尿病奮闘記

第56話 「いい加減」はとっても大切

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 糖尿病奮闘記 

~ 30歳で糖尿病になり、インシュリン注射をしている男の奮闘記 ~

                         2007/3/26 vol.0056
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こんにちは。

30歳で糖尿病と診断され、32歳でインシュリン自己注射を

するようになった『はしもと』です。


今朝は、娘と二人。奥さんは早番で7時過ぎには職場に向かう。

むすめにご飯を食べさせ、食器を洗う。

むすめは部屋で「はさみ」で遊んでいる。


  ・・・・・・・・・・・・・・

「はさみ」に興味を示した頃は、娘の指先に全神経を集中。

少しでも危ない持ち方をすれば、

「危ない!!」と注意。

その声にびっくりして、むすめは指を切りそうになる。

「危ない」の言い方にも工夫が必要だ・・・。

そんなこともあり、むすめはこれまで「はさみ」で怪我をしたことがない。

「はさみ」を使い始めてもう2ヶ月になる。

  ・・・・・・・・・・・・・・


「はさみ」で遊んでいるので、うるさいむすめが静かだ。

ゆっくり洗い物ができた。

そしてむすめを着替えさせようと、むすめのところに行く。

「???」なんか変だ。

下を向いて目をつぶり、そしてもう一度むすめを見る。

髪の毛を2箇所で括っていたはずだが、1箇所しかない。

あたりを見回す。根元から切られた髪の毛の束が落ちている。

そう、むすめは「はさみ」で括っている髪の毛を切ってしまったのだ。

「落ち武者見たいや・・・」と笑いながらわたし。

しかし次の瞬間、鬼の形相で怒る奥さんの顔が思い浮かぶ。

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■「いい加減」はとっても大切

 娘が髪をはさみで切ってから約2週間が経とうとしています。

 しかし、一向に髪の毛は伸びて来ません。
 
 元のようにバランスのとれた髪の毛になるには時間が掛かりそうです。

 たった1回の失敗で与えるダメージが甚大です。

 しかし、少し考えてみます。

 むすめはいけないことをしたのでしょうか?

 我が家では娘の髪の毛を、奥さんがはさみで切っています。

 「はさみで髪の毛を切ったらダメ!!」

 そう教えることはすこし矛盾があります。

 「ママはいいけど、むすめはダメ!!」

 と教えるとしましょう。そうなると娘は必ず聞いてきます。

 「なんで、ママはいいのに、わたしはダメなの?」

 この質問に対して娘を納得させるのは至難の業です。

 なので、必殺の「何でも!!」で納得させます。

 しかしよくよく考えてみると、

 むすめははさみで髪の毛を切る「加減」を知らないだけなのです。

 「いい加減」

 糖尿病にとっても、これは大切なことなのです。

 たまには「いい加減」で血糖コントロールをしてもいいのでは!?
 
 ━━ 今回の格言 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

  張り過ぎた弦ではいい音はならない。適度な緩みが必要だそうです。

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更新日 : 2007年4月10日 07:22

歯車もきっちりと噛み合っていると、動きません。
適度な遊びが、スムーズに動かすコツです。
糖尿病コントロールと自分の体に、たとえると厳密なコントロールは理想的かもしれないが、精神的にも、肉体的にも破錠を来たし易く、スムーズな生活が送れないようになるのでは・・・。
自分の体に正直に向かい、適度なコントロールの遊びが必要です、肉体的にも精神的にも良い加減でコントロールする事が長持ちするコツと思ってます。

投稿者 アンクルシュガー : 2007年4月10日 10:34

こんにちは。

娘さんの話・・・思わず大笑いしてしまいました。
でも良くあることです。

我が家も前髪を切るという事を3人ともやったような
気がします。

それも何かの行事の前とかにやるのでたまりません(>_ 子供のやることって可愛いですよね、ホント。

それはさておき・・・
せいちゃんさんとアンクルシュガーさんのコメントが
まるで自分に言われているように感じました。

何事も適度が肝心ですね。
でも近頃は血糖値を見ても前ほど一喜一憂はしなくなりました。

投稿者 そらりん : 2007年4月10日 10:43

こんにちは、ありあんです(*・ω・)ノシ

娘さん、髪の毛を、切ってはいけないと言われてるけど・・・
自分も、お母さんのように、上手に切ってみたい衝動に駆られたのでしょうね(*・ω・)b
ほほえましい光景の一つですね。

>上手にやるには適度な遊びが必要・・・

最近はコントロールに少しづつ慣れて来たと言いつつも、
遊びを、多く取りすぎて、少し引き締めなきゃな私です|ω・)b

投稿者 ありあん : 2007年4月10日 15:45

皆さん、いつもコメントありがとうございます。

【アンクルシュガーさん】
さすが、アンクルシュガーさん。アンクルシュガーさんにそうおっしゃっていただきますと、わたしの考え方が間違っていないと安心します。DMサークルのメンバーの方なら分かると思うのですが、アンクルシュガーさん(大悪親父さん)の言葉は素直に聞き入れることが出来ますね。


【そらりんさん】
子供の行動って面白いですよね。発想力は大人とは比べもにならないぐらい豊かだと思います。

わたしは30歳で糖尿病になった当初、毎日懸命の摂生で一時は無投薬になるまで回復しました。だけどいまはインシュリンを打っています。糖尿病と言うものをちゃんと発病当初から受け入れていれば、ここまで悪化することもなかったような気もします。糖尿病は「持続」と「バランス」がとっても大切だと、いまはそう考えています。


【ありあんさん】
わたしもインシュリン注射を3回に変えて、血糖コントロールがだいぶ楽になったので、いまは、遊びが増えています・・・。

「血糖コントロール」

実は、この捉え方がとっても重要で不可欠だと思います。今の医学では糖尿病は完治しない病気であるので、「糖尿病を治してやる!!」ではなく、「血糖をコントロールしてやる!!」と思ったほうがいいような気がします。

う〜む、なんか締まらないコメントですみません・・・

投稿者 はしもと : 2007年4月12日 22:30




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