第55話 未来予想図
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糖尿病奮闘記
~ 30歳で糖尿病になり、インシュリン注射をしている男の奮闘記 ~
2007/3/19 vol.0055
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こんにちは。
30歳で糖尿病と診断され、32歳でインシュリン自己注射を
するようになった『はしもと』です。
休日の朝は家族でモーニングに出かける。
もちろんパチンコではなく、食事の方。
お店で注文して、モーニングが運ばれてきた。
すぐさま、トイレに向かう。インシュリンは持ってきた。
・・・注射針を忘れた・・・。
「家に帰ってから打つか・・・」とわたし。
インシュリンを忘れたのはこれで2度目。もう慌てない。
「慌てていればよかった」事件後のわたし。
娘にコーンスープを頼んだ。娘はコーンスープが大好きだ。
しかし、コーンスープを飲まない。
「ここのコーンスープは美味しくないのだろう」とわたし。
モーニングを食べ、家族でブラブラとウィンドウショッピング。
なぜか、娘が眠そうにする。
休日のこんな時間に眠そうにすることは滅多にない。
「しんどいのかな・・・」とわたし。
娘を抱っこし、百貨店の食品売り場に向かった瞬間、事件は起こった。
「げぇ~」と娘がもどす。
初めての経験で娘は泣いた。
床に吐いたものを落とさないようにしながら、娘に謝った。
「ごめん、しんどかったんやな」
インシュリンを忘れる、コーンスープを飲まない、眠そうにする。
これは「早く家に帰れ」というシグナルだったのかもしれない。
わたしはそのシグナルを見逃してしまった。
その結果、娘に辛い思いをさせたのだ。
あの時こうしていれば・・・。
起こってしまった後ではやり直しがきかない。
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■未来予想図
先週のウンチの話といい、今週の吐いた話といい、汚い話ですみません。
娘が乳児の時はよくミルクを吐いたのですが、
今回のように、食べたものをもどしたのは初めてです。
正直な話、今回の出来事で「あの時、こうしていれば・・・」
と思ったのですが、仮に今後、外出中に今回と同じような事が起こっても、
その時は、まっすぐに家に帰るかどうか不明です。
もちろん、どこかで休憩するとか、娘の様子を注意してみることはします。
しかし、娘が必ず吐くという確証はないのですから、
必ず帰るという行動を選択するかどうかはわかりません。
今回の場合、娘が吐いたから、
インシュリンを忘れる、コーンスープを飲まない、眠そうにする。
こういった行動が、娘が吐くという出来事と結びついたわけなのですが、
普段なら、こういった行動は娘が吐くことを結びつきません。
インシュリンを忘れる → 「血糖値があがるやん!!」
コーンスープを飲まない → 「お腹いっぱい? 不味いんかな?」
眠そうにする → 「昨日、遅くまで起きてたんとちゃうかか?」
結果があって、その過程を評価する。これはよくあることです。
しかし、糖尿病は違います。
血糖値が高いと診断され、放置していれば糖尿病になります。
「糖尿病になった。そう言えば、血糖値は高かったな~」
それでは、すでに手遅れなのです。
「血糖値が高い? じゃあ、改善しなくては!!」
その行動が、結果を変えられるのです。
「血糖値を測定する」
それが何よりも大切なことだとわたしは思います。
━━ 今回の格言 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
1年に1回ぐらいは血液検査を行いましょう!!
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糖尿病SNS・DMサークル | いま、糖尿病奮闘記は何位?
更新日 : 2007年4月 2日 00:18