糖尿病を知れば糖尿病なんて怖くない。怖いのは糖尿病に対する無関心。糖尿病に関心を持つことが糖尿病対策の第一歩。

糖尿病奮闘記

北風と太陽

近頃、「北風と太陽」の童謡をよく思い出します。どんな話しかと言うと、北風さんと太陽さんが旅人のコートを脱がす勝負をして、北風さんは風の勢いでコートを吹っ飛ばそうとしたけど、旅人は北風が寒くてコートをしっかりと掴んでしまって北風さんはコートを脱がすことが出来ませんでした。一方、太陽さんはポカポカと照らして、暖かくなり、旅人さんは暑くなって自らコートを脱いで、勝負は太陽さんの勝ちというようなお話しです。

「そんな話、説明しなくても分かってるわ!!」という方もいらっしゃると思いますが、以前、わたしが小さい頃におそらく再放送で見たと思うのですが「バロームワン」というヒーロー物のテレビ番組を当然知っているだろうと思って、職場の後輩に伝えると「???」という反応が返ってきたので、念のため、「北風と太陽」の話しを書いてみました。(この話しの内容を知らないと、この日記の話しがオチませんから・・・)

で、話しを元に戻ししますと、なぜ、北風と太陽の同様を思い出すのかというと、これがとっても糖尿病に当てはまるからです。北風は世間の糖尿病に対するイメージ。太陽はDMサークルのメンバーです。

例えば、糖尿病患者がチョコレートを食べてたとします。それを見た糖尿病でない方はおそらく、「糖尿病なのに甘いもの食べて・・・。だから、糖尿病になるんだ。自業自得やな。」な~んて思うかもしれません。しかし、その糖尿病患者の方は日々、カロリー計算を行い、必死に血糖コントロールを行って、その日だけたまたま自分にご褒美とチョコレートを食べてたのかもしれません。

糖尿病患者はもちろん人間です。糖尿病になると現在の医学では、永遠に血糖コントロールがつきまといます。そんな糖尿病患者が血糖コントロールを頑張った結果、自分にご褒美にとチョコレートを食べることがそんなに悪いことなのでしょうか?しかもチョコレートを食べるという人道的に反したことをしたわけでもないのにです。

すみません。ちょっと熱くなったようです・・・。もうちょっと冷静になります。

もう一度、話しを元に戻しますと、北風は世間の糖尿病に対するイメージ。太陽はDMサークルのメンバーでした。さらに追加すると旅人のコートを脱がすという目的は、糖尿病でいうと血糖コントロールです。

糖尿病になると、「食べたいものが食べられない」とか「食事療法」という言葉が思い浮かぶと思います。しかしこれはあくまでも、「血糖コントロールの手段のひとつ」であるとわたしは思うのです。極端な話、食べたいものが食べられない、そして食べないように我慢することによってストレスが蓄積し、逆に血糖値が上昇してしまったら糖尿病のために食べたいものを我慢するということ自体が病状を悪化させる良くないことかもしれません。(あくまで極論ですので・・・)

そろそろオチに向かうのですが、血糖コントロールをするときに同じ糖尿病患者の言葉や実践、そして経験がなによりも心に響きます。そして自ら血糖コントロールを行おうと思います。この自らということころが、糖尿病患者には必要なことではないかと思っています。

コートを脱がす(血糖コントロールを行う)には、北風のような強引な(糖尿病患者はチョコレートを食べさせない)方法ではなく、太陽(DMサークルのメンバー)のように自らコートを脱がす(血糖コントロールをするために自らチョコレートを食べないという気持ちを持つ)方が辛くもなく、そして長続きすると思ってます。


・・・あれぇ~?、なんか途中から伝えたいことが変わってしまったような・・・、まっ、いいっか~。






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更新日 : 2007年3月 1日 21:58




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