人生修正.net
糖尿病になるとやはり人生を考えてしまいます。糖尿病になると、
A.いままで普通だったことが、普通じゃなくなる
B.いままで普通じゃなかったことが普通になる。
ということに遭遇します。
例えば、Aの日常の出来事としては、仕事帰りに同僚と軽く飲みに行くことが出来なくなり、またBの日常の出来事としては、今まで普通じゃなかったインシュリン注射が普通になるといった事です。わたしの経験上では、この2つの出来事を比べると、「A.いままで普通だったことが、普通じゃなくなる」ことの方が辛いことが多いです。
いままで普通に出来ていた仕事が、規則正しい生活を強いられるために出来なくなります。もしくは、出来たとしても周囲の人に気を遣ってもらっています。例えば会議の時間など、12時頃に昼食を食べないと低血糖で倒れてしまうかもしれない私のために、昼前の会議をずらしてもらったりしています。
この普通に出来たことが、普通じゃなくなる場合、わたしは普通じゃないことを受け入れるのではなく、普通に戻そうと考えます。そうしないと「出来ないやつだ」と思われるかもしれないからです。糖尿病になって、インシュリン注射を打つようになるまでの2年間はそのことがストレスとなり、正直、辛かったです。
そこでわたしは、糖尿病によって変わってしまった人生を、さらに変えようと思い(変えなくては先行き真っ暗だと感じ)、いろいろな勉強を始め、そしていろんなセミナーに参加しました。なんか、そうする事がわたしの「精神安定剤」だったからです。もちろん、いまもその活動は続けております。
今では糖尿病になったから、自分の人生を見直すことができたに違いないと思うようにしています。(自己洗脳でございます・・・。)もちろん糖尿病なんかになるもんではないですよ。
糖尿病とは関係はないのですが、人生修正.netの管理者のイワサさんも人生の方向転換や自分の方向性を確立するためにいろいろ試行錯誤しておられます。
糖尿病患者のわたしにとって、「変える」ということが、心と身体を助けてくれました。
ちなみに、インシュリン注射をすると、人生が終わるとまでショックを受けていたインシュリン注射は、いまはなんてことがなく、むしろ投薬治療より血糖コントロールがしやすいから、いいやとまで思っています。ほんと、慣れってすごい力ですね・・・。
糖尿病SNS・DMサークル | いま、糖尿病奮闘記は何位?
更新日 : 2006年12月 7日 08:42
はじめまして、ブログ拝見させていただきました。
自分も共通するテーマの記事を一部書いてますのでトラックバックさせていただきます。
投稿者 Taku : 2006年12月 8日 21:20