第43話 ささいな一言
===================================
糖尿病奮闘記
~ 30歳で糖尿病になり、インシュリン注射をしている男の奮闘記 ~
2006/12/18 vol.0043
===================================
こんにちは。
30歳で糖尿病と診断され、32歳でインシュリン自己注射を
するようになった『はしもと』です。
病院の中は暖房でとても暖かい。
時に、冷たい飲み物が飲みたくなる。
わたしは病室にお水とブラックのコーヒーのペットボトルを用意。
ちなみにこれはもともと空腹対策用で準備。お腹が空いたときに飲む。
氷がないから、飲むときはいつも生ぬるい。
そこで、近くにコンビニがあるので、氷が入ったペットボトルを買いに行く。
コンビニの中でキョロキョロと氷が入ったペットボトルを探す。
やはり、冬なのか、氷が入ったペットボトルは置いていない。
それでもわたしは探し続ける。
そして、その姿に店長らしき人が気づく。
うろうろ動き回るわたしを不審に思ったみたいだ。
わたしを動きを監視しているようだ。わたしが動く後をつけている。
「気のせいかな?」そう思った瞬間、窓ガラスに映った店長と目が合う。
その直後、レジに人が並んでいるにも関わらず、店長は奥に引っ込んだ。
防犯カメラをチェックしに行ったのか?
どっちにしろ、感じが悪い。
そのコンビニにはお水やコーヒーや雑誌を買いによく行く。
それなのに・・・。
もう、二度とこんな感じが悪い店には行くもんかと心に決めた。
━━ PR ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【糖尿病店長の健康日和】一日の疲れを癒す、お風呂・入浴剤
http://www.enjoy-dm.com/link.php?id=39
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■ささいな一言
今回もわたしの小心者振りを十分に発揮した出来事です。
ひょっとしたら、わたしの勘違いかもしれません。
店長さんはまったく別の用事で奥に引っ込んだのかもしれません。
しかし、わたしは防犯カメラをチェックしに行ったと思いました。
それまでの店長さんの行動で、つじつまが合うからです。
しかし、わたしの後をつけていたというのも、
たまたま、そこに用事があったのかもしれません。
いまとなっては、事実は分かりません。
しかし、ひとつだけ間違いのないことは、
わたしは、もうあのコンビニには行かないということです。
さてさて、ここから強引に糖尿病の話に持って行きます。
糖尿病は自己管理の世界です。
周囲がどんなに正しいことを言っても、
本人が納得して、行動しなければまったく意味がありません。
仮に今回の出来事は、すべてわたしの勘違いだったとして、
あのコンビニには行かないと決めたことが間違っていたとしても、
いまの状態では、わたしはコンビニには行きません。
入院をしていると、旦那さんの血糖値が高いと心配されている
主婦の方と話をする機会がありました。
その方は、旦那さんがまったく言うことを聞いてくれないと嘆いています。
ひょっとしたら旦那さんは奥さんの何気ない一言を誤解して、
へそを曲げているだけかもしれません。
食べたら駄目!!、飲んだら駄目!!、運動しなさい!!
さすがに、これでは参ってしまいます。
まずは血糖値が高いという旦那さんの気持ちを聞いてあげてください。
近頃、それが非常に大切ではないかと思っています。
━━ 今回の格言 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
その気にさせた方が勝ち!!
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■編集後記
先週、毎日新聞の取材を受けました。とても感じのいい記者さんでした。
毎日新聞で連載中の「なくそう減らそう糖尿病」にわたしの糖尿病奮闘記を
取り上げてくださるそうです。来年、2007年1月8日に掲載予定だそうです。
なんか、わたしの考えや活動が受け入れられたようで感激しています。
よろしければ、1月8日は毎日新聞をお読みになってくださいね。
糖尿病SNS・DMサークル | いま、糖尿病奮闘記は何位?
更新日 : 2006年12月26日 09:35