第38話 糖尿病患者との接し方
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糖尿病奮闘記
~ 30歳で糖尿病になり、インシュリン注射をしている男の奮闘記 ~
2006/11/13 vol.0038
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こんにちは。
30歳で糖尿病と診断され、32歳でインシュリン自己注射を
するようになった『はしもと』です。
午前0時を過ぎたころ、突如、携帯電話がなる。
「もしもし?」とわたし
「入院してるのか?」と高校時代の友人。少し酔っているようだ。
「いや、まだだ」とわたし。
「すまん。ちょっと愚痴を聞いてくれ」と友人。
そして、友人の愚痴をを聞いた。
話の内容というと・・・、
自転車通勤をしている公務員である友人は、職場の人と飲みに行った。
別れ間際に、友人は自転車は押して帰ると宣言したものの、
友人を疑った職場の人間が友人を影から監視し、
つい自転車に乗ってしまった友人を責めたという事だった。
公務員・・・。自転車と言えども飲酒運転は庶民の格好の餌食。
そしてわたしは、友人の次の言葉を待った。
「俺が全て悪いことは分かっている、だけど・・・」
その言葉を聞いた瞬間、わたしは迷わず言った。
「職場の人は心が狭いな~。そんなこと気にするな。」
わたしの言葉に、友人は驚く。
「せやろ、本当にお前を気遣っているのなら、タクシーに乗せて見送るわ。」
この言葉は間違っているのかもしれない。
職場の人は友人の事を信じて、それで裏切られたのかもしれない。
しかし、友人は今回の出来事を反省し、そして後悔している。
そんな友人に、ありきたりの正義をぶつけてもそれは友人を苦しめるだけだ。
仮にもし友人が愚痴の最初の一言に、
「職場の人間って心が狭いねん」
と言ったら、わたしは友人を間違いなく叱っていた。
同じ出来事。
伝いたい言葉は状況によって異なる。
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■糖尿病患者との接し方
ちょっと、ここ最近のメルマガは理屈っぽくなっちゃいましたね~。
すみません。
わたしは、糖尿病という病気と向き合ったとき、
どうしても、「心構え」というものが、とても大切だと感じています。
誰も糖尿病になろうと思っているわけではありません。
もちろん糖尿病なんかなるものではありません。
しかし、人はいろいろな環境で、いろいろな感情の中で暮らしています。
なので、糖尿病の人との接し方は状況に応じて変わってくると思います。
例えば、糖尿病の人が「飲みに行こう!!」と誘ってきたとします。
実はその人は糖尿病のことをよく勉強し、自己管理ができているとします。
そんな人に「糖尿病はお酒を飲んだらあかんやろ。やめとき」
と医学的に正しい回答をしたとします。
その人は職場で嫌なことがあって、
ストレス解消のために誘っているのかもしれません。
ストレスは糖尿病にとっても大敵です。
「今日だけは・・・」という自己管理ができているこの人には、
「あんまり、飲みすぎるなよ」と言ってストレスを解消させてあげる方が、
いい結果になるような気がします。
身近な人に糖尿病予備軍がいて、その人が「糖尿病なんて関係ない!!」
と言っているのなら、是非、わたしのサイトをお伝えし、
「そのままやったら、はしもとみたいになるよ!!」と言ってあげてください。
また、今日から3度目の入院生活が始まります。
病院での糖尿病食を写真でとったりしますので、
今後の食事療法の参考にしてください。
━━ 今回の格言 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
さあ、今日から入院だ!!
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糖尿病SNS・DMサークル | いま、糖尿病奮闘記は何位?
更新日 : 2006年11月20日 20:42