第33話 糖尿病リング
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糖尿病奮闘記
~ 30歳で糖尿病になり、インシュリン注射をしている男の奮闘記 ~
2006/10/9 vol.0033
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こんにちは。
30歳で糖尿病と診断され、32歳でインシュリン自己注射を
するようになった『はしもと』です。
「パパぁ~、お箸とって~」とご機嫌な娘。
何気ない娘のお願いだが、ふと疑問がわく。
・・・ 娘はいつからお箸を使うようになったのだろう? ・・・
パパとママと一緒じゃなきゃ嫌がる娘をなだめるために、
スプーンとフォークと一緒に箸を渡したのは覚えている。
しかし、娘にお箸の使い方を教えたことはない。
それなのに、今ではきちんと箸でご飯を食べる。
娘はパパ・ママの箸の使い方を見よう見真似で覚えたのだ。
自慢ではないが、わたしと奥さんは箸の使い方は上手いほうだ。
だから娘も上手な箸の使い方を身につけたのだろう。
「親の姿を見て、子供は育つ」
確かにその通りだ。
我ながら、娘にとっていい父親だと自己満足。
「ちょっと、待てよ・・・」
ふと、嫌な不安が襲う。
「糖尿病を発症するのは遺伝的要素も強かったな・・・」
「糖尿病は絶対に娘に見習ってもらっては困る」
そんなことを考えているところへ
「パパ~、お箸とってよぉ~」と不機嫌な娘。
「カップのアイスクリームはスプーンで食べるねんで」とわたし。
「いややぁ~!!」と駄々をこねる娘。
こうなったら箸を渡すしかない。
ご機嫌な娘は上手に箸でカップのアイスクリームを食べている。
その箸使いに感心しながらも決意する。
「娘を糖尿病には絶対にさせないぞっ!!」
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■糖尿病リング
娘が生まれたとき、既にわたしは糖尿病でした。
もともと子供は大好きなので、娘が生まれたときは最高に喜んだと同時に
自分が糖尿病なので、娘に申し訳ないという気持ちもありました。
そこで娘に尊敬されるパパになるため、どんどん出世しようと思ったのです。
職場ではどんなにしんどくても、全然平気な顔をして懸命に仕事をしました。
その結果、身体はボロボロになって薬ではどうすることもできず、
入院することになり、そしてインシュリン注射が始まったのです。
入院しているときは、自虐的に考えることもあったのですが、
わたしの病室で娘が生まれて初めて立った姿を見て、
「出世はもういい、それよりも娘との時間をたくさんとって長生きしよう」
そう考えるようになったのです。それが娘にとってもいいはずです。
いまもその精神でいるのですが、つい最近、感銘を受けたサイトがあります。
そのサイトは、すぎさんが運営しているサイトです。
「その症状!起きろ糖尿病予備軍(http://yobigun.seesaa.net/)」
このサイトの中ですぎさんは「糖尿病リングを断ち切る」という
お話をされています。
糖尿病は遺伝的要素が強い病気です。その遺伝的要素を自分で食い止め、
そして自分の子供たちには糖尿病を遺伝させないように頑張っておられます。
事実、わたしは自分の糖尿病についてばかり考えを巡らさせておりました。
しかし、一番大切な娘にはわたしと同じような目にあわせないということも
親としてとて、大切なことだと改めて考えるようになったのです。
すぎさんのおかげで、またひとついい人生が送れそうです。
━━ 今回の格言 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
娘に内緒でチョコレートをあげるのをやめよう
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糖尿病SNS・DMサークル | いま、糖尿病奮闘記は何位?
更新日 : 2006年10月10日 19:36
はしもとさん、こんにちは!
子供は、本当に親のことをみているんだな、とつくづく思います。
実は、主人も糖尿病の家系ですので気になるところであります。
私自身も、喘息などいろいろありましたので、息子の健康には特に気を使っています^^
投稿者 なおママ : 2006年10月17日 16:33
なおママさん。こんにちは。
コメントありがとうございます。
子供にはいいところだけを真似て欲しいのですが、それは難しいですね。
嫌な思いは子供にはさせたくないので、時には心を鬼にしてチョコレートを取り上げてます・・・。
投稿者 はしもと : 2006年10月18日 10:06