第28話 あ~、あの時こう思っていれば・・・
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糖尿病奮闘記
~ 30歳で糖尿病になり、インシュリン注射をしている男の奮闘記 ~
2006/8/28 vol.0028
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こんにちは。
30歳で糖尿病と診断され、32歳でインシュリン自己注射を
するようになった『はしもと』です。
「あ~、夏休みで子供が妻と実家に戻るねん」と先輩
「では、久々に独身生活を堪能できますね?」とわたし
「いや、娘と会えないなんて、生きていけない」と先輩
「なんじゃそりゃ、もったいない・・・」と心の中のわたしの思い。
子供が実家に帰るという事実は変わらない。
それなら、その事実を自分にとってプラスにしなければもったいない。
ある出来事で、それによって苦しむのもひとつの方法。
発想転換し、その出来事を自分にとってプラスにするのもひとつの方法。
同じ時間を過ごすのなら、プラスにした方がいいに決まってる。
なぜ、そんな簡単な事が先輩にはできないのか?
信じられない・・・。
・・・・・・
これは4年前の話。
もちろん、当時のわたしには子供はいない。
しかし、娘ができたいま、
娘が実家に帰るという当時の先輩と同じ状況になったら、
もちろん、わたしは生きていけない。
先輩と同じ状況になって初めて、先輩の気持ちが理解できた。
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■あ~、あの時こう思っていれば・・・
一人の人がある出来事に対して感じる感じ方は不変ではなく、
その時の社会状況・生活環境などでまったく違ってきます。
これは誰でも知っていることだと思います。
しかし、頭で考えていることと、実際に体験することは違います。
このメルマガを読んでくださっている皆様は、
糖尿病に対して関心がある方だと思っています。
家族が糖尿病の方、もしくは自身が糖尿病予備軍の方、
すでに糖尿病になった方、ひょっとしたら、
わたしと同じようにインシュリンを打っている方も
いらっしゃるかもしれません。
当然、糖尿病に対する感じ方も皆さんそれぞれです。
わたしも予備軍時代・投薬時代・インシュリン時代で
糖尿病に対する感じ方も変わっています。
たとえば、自己血糖測定器。これは自分で自分に針を刺し、
血液を出して血糖値を測定するものなのですが、
予備軍時代は「そんな大層なことはまだ必要ない」と思い、
投薬時代は「悪化しないようにたまには測定しよう」と思い、
そしていま、「これがなくては生けてはいけないな。」
と思うようになっています。
もし、わたしが自己血糖測定器について予備軍時代に、
投薬時代の思った「悪化しないようにたまには測定しよう」
という感覚になっていたら、
わたしは糖尿病にはなっていないかもしれません。
━━ 今回の格言 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
自分が納得できない意見も受け入れなくては・・・。
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糖尿病SNS・DMサークル | いま、糖尿病奮闘記は何位?
更新日 : 2006年9月27日 11:34