第20話 昔の面倒くさいは面倒くさくない
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糖尿病奮闘記
~ 30歳で糖尿病になり、インシュリン注射をしている男の奮闘記 ~
2006/6/19 vol.0020
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こんにちは。
30歳で糖尿病と診断され、32歳でインシュリン自己注射を
するようになった『はしもと』です。
「ただいま~」と玄関のドアを開ける。
娘がドタドタと部屋を扉をあけて「おかえり~」と言ってくれる。
仕事の疲れがいっぺんになくなる。
こんなときは、まだ娘は夕食を食べていない。
部屋に入ると、ちょうど夕食を食べ始める時だった。
もし私が健康な父親なら・・・、
「よ~し、パパはこれから着替えるからご飯食べるの待ってな~」
「パパ~、お腹がすいたから早く着替えてね~」
そして、
「いっただっきま~す!!」と娘と楽しく夕食を食べる。
・・・・・・・・・・・・・・
しかし、インシュリン注射のわたしは
「よ~し、パパはこれからプシュするからな~」
「パパ、食べてもいい~?」
「いいよ~」
と、娘と妻が先に夕食を食べ始める。
わたしが夕食を食べられるのは、インシュリンが効きだしてから。
しかし、その頃にはすでに娘の夕食は終わっている。
家に帰ってもすぐにご飯が食べられないのはちと辛い・・・。
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■昔の面倒くさいは面倒くさくない
私が糖尿病予備軍と診断された28歳のとき、
看護婦さんから食事に対する指導を受けました。
「1日に食べるものはこれだけの量ですよ。食べた方がいいものは・・・」
----- そんな生活、面倒くさいな~
そして、不真面目なわたしは、糖尿病を発病してしまいました。
今度は、医師から薬の飲み方の指導を受けました。
「食事時の10分前にはこの薬を飲んでください。」
----- なに!?食べる10分前に飲むのか、面倒くさいな~
糖尿病を発病してから、しばらくは毎食10分前には、
薬を飲むようにしていたのですが、徐々に糖尿病に慣れてくると、
徐々に薬を飲むのことを忘れていきました。
そして、ついにインシュリン注射。
次は朝・夕食の30分前にインシュリン注射をしなければならなくなりました。
さすがに、インシュリン注射はずっと守り続けています。
こんな面倒くさい生活も、まもなく2年を迎えようとしています。
ここでわたしの反省・・・。
糖尿病予備軍の時に看護婦さんに言われた食生活の改善を
面倒くさいながらもきちんと実行していたのなら、
いまのようなこんな面倒くさい生活を強いられることもなかったはずです。
そのとき、面倒くさいと思ったことを後回しにすると、
後々、もっと面倒くさいことになってしまいました。
━━ 今回の格言 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
放っておくとさらに面倒くさいことになる。
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糖尿病SNS・DMサークル | いま、糖尿病奮闘記は何位?
更新日 : 2006年9月27日 11:25