糖尿病を知れば糖尿病なんて怖くない。怖いのは糖尿病に対する無関心。糖尿病に関心を持つことが糖尿病対策の第一歩。

糖尿病奮闘記

第12話 自分の状況

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 糖尿病奮闘記 

~ 30歳で糖尿病になり、インシュリン注射をしている男の奮闘記 ~

                         2006/4/24 vol.0012
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こんにちは。

30歳で糖尿病と診断され、32歳でインシュリン自己注射を

するようになった『はしもと』です。


これはわたしが入院した時の4年前の話。

最初の入院は予定入院ではなく、緊急入院。

緊急入院のため、内科病棟があいておらず、外科病棟に入院。

入院当初は異常な血糖値を下げるため、

看護士さんが肩にインシュリン注射を打つ。

数日後、血糖値も治まり、投薬治療に変更。

それと同時に内科病棟があいたため、病室を移る。

そこで、事件は起きた。

移動した病室に看護士さんがやってきて、

肩にインシュリンを打とうとした。


「ちょっと待ってください!!」とわたし。

「なんですか?」と看護士さん。

「これから投薬治療のはずなんですが・・・」とわたし


看護士さんはナースセンターに戻る。

内科病棟と外科病との連絡ミスだろう。しかし謝罪はない。

これはある意味、恐ろしい。

肩に注射しているものが「インシュリン」という事を知らずにいたら、

間違いなく「低血糖」を起こしていただろう。

さらに「低血糖」という事を知らずにいたら・・・。

医療ミス。

人の命を守る病院では絶対に犯してはいけないミス。

しかし、現実問題として医療ミスはある。

自分がいま、どういう状況で、どんな治療を受けているかを

知る事は大切な事。


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■自分の状況

 わたしが実際に経験した医療ミスの話で書いた

 「自分がいま、どういう状況で、どんな治療を受けているか」

 ということは、糖尿病対策でも非常に大切なことです。

 糖尿病の知識を吸収することは非常に大切なのですが、

 それよりも、いま自分がどのような状況なのかを知る必要があります。

 繰り返しの話なのですが、血糖値が高いという事は自覚症状がありません。

 仮に自覚症状がでてしまったら、それはアウトです。

 アウトになってしまったわたしでも、

 自分がいまどういう状況か見失う時があります。

 例えば、いつもと同じように朝起きて、血糖値を測定すると、

 びっくりするような高血糖の時があります。

 食べたもの、食べた時間、そのときの体調、ストレスなどで、

 血糖値は変わってきます。

 わたしは毎朝、血糖値を測定しているので、

 この変化を数値として読み取る事ができるのですが、

 仮に読み取る事が出来なければ、

 高血糖の状態でいつもと同じように朝食を食べます。

 そして血糖値を、ますます上昇させてしまいます。

 いつもと同じような生活をしていてもです。

 このような場合は、朝食を食べず、低血糖に気をつけながら、
 
 血糖値を正常な範囲まで下げるために普段とは違った生活をします。

 普段とは違った生活をすることで普通に戻すのです。

 ちょっと耳の痛い話で締めさせていただきます。

 長年、血糖値が高いと診断されている糖尿病予備軍の方!!

 今の生活を続けていると、必ず糖尿病になりますよ!!

 長年、糖尿病予備軍と言われているということは、

 血糖値の変化が正常になっていない生活を送っているのですから・・・。

 正常な範囲になるように今の生活を変えなければなりません。

 そのために、いまの自分の状態を知る必要があるのです。


 ━━ 今回の格言 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

  糖尿病にならないためには、まず自分を知る事です。

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更新日 : 2006年9月27日 11:19




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